誰もいない江ノ電
久しぶりの江ノ電は、ほとんど誰もいなかった。
駅のアナウンスと鳥の声だけが響いて、
どこまでもこだましているみたいだった。
鎌倉を彩る看板たちが、少し寂しく映った。
そんな今日も、
この街は確かに呼吸している。
確かに頑張っている。
誰一人、眠ってはいない。
電車がきた。
さあ、行こう。
もう少しで完了します。
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